躯体構造を生かした快適二世帯住宅
知立市S様邸
DATA
所在地 | 知立市 | 築年数 | 築39年 |
建物タイプ | 戸建て | 構造 | RC住宅 |
階数 | 3階建 | 工事期間 | 約4カ月半 |
家族構成 | 親世帯ご夫婦(60・50代)、子世帯ご夫婦(20代) | ||
リフォーム箇所 | リビング、ダイニング、キッチン、バス、トイレ、洗面脱衣室、パントリー、玄関ホール、洋室、寝室、外構 |
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アイシンリブラン 河本 将孝

リフォームのみどころを解説
二世帯が憩う、広々LDK


ご家族全員が集い憩える広々リビングダイニング。単調になりすぎないよう、テレビの後ろにはアクセントクロス、キッチンの天井は一段下げてともに間接照明を仕込みました。計画段階からご家族揃ってショールームを見学され、それぞれのご希望を率直に話される様子が印象的でした。対話を重ねられたことで、家族みんなの希望を取り入れたLDKになりました。
会話が生まれるアイランドキッチン



キッチンは1箇所で共用されるため、数人でキッチンに立っても手狭に感じないよう、十分な広さをとりました。リビングダイニングが見渡せるアイランドキッチンは会話も弾みます。大容量のキャビネットは調理器具や家族の食器をすっきり収納。食洗機は洗浄力が高く大容量が魅力の「BOSCH」を採用しました。下ごしらえから片付けまでノンストレスの機能的なキッチンです。
実用性重視のユーティリティ




バス、脱衣、洗面を間仕切り、実用性と機能性を重視。広くとった洗面にはエアコンを設置し、暑い季節もスマートに身支度が整えられます。かさばりがちなストックがすっきり収まるパントリーもレイアウトしました。RC構造は削れない段差や構造上、手を入れたくない箇所があります。S様邸は脱衣からお風呂につながる入り口に段差が生じてしまう構造でした。どうにかコンクリートを壊さずにフラットにできないかを調べ、採用予定だったユニットバスのメーカーの変更をご提案しました。細部へのこだわりは、生活の質に直結するものと思っています。

渋滞知らずの2WAY玄関



ご家族が多いとどうしても散らかりがちな玄関には、すっきり片付く工夫を忍ばせました。上着がかけられるポールやシューズクロークをつくり、回遊できる2WAYに。落ち着いて靴の着脱ができるベンチは床材の端材を利用して造作しました。リフォーム前は東の道路沿いにあった玄関を、駐車場に繋がる南側に大移動しました。お出かけの動線が整い、生まれてくるお子様の事故リスクも下げられます。
それぞれに寛ぐセカンドリビング



2階は親御様世帯の居住区です。夫婦水入らずでくつろげるリビングと、お母様のワークスペースは二間続きの和室と縁側を改装しました。小上がりの畳スペースにはアクセントとなる木目のパネルに合わせたカウンターを造作。お仕事の息抜きに畳にゴロリと寝転べるのがポイントです。
寝室を起点に朝晩の動線も◎!


主寝室はウォークインクローゼットを通り洗面・トイレに抜ける動線を敷き、収納量の確保と効率動線を実現しました。夜間のトイレや朝の身支度もスムーズに移動できます。電気などのインフラ配線が通るスペースにLANケーブルを通し、家中にWi-Fiが行き届くように配置しました。動線やインフラは普段の生活に密着しているからこそ、快適に整えたいもの。リフォーム専門ならではの経験や実績がある弊社は、さまざまな条件下で最適なご提案をいたします。
若夫婦の新しい生活を快適に


娘さん世帯が過ごす3階は、ご夫婦のこだわりが詰まっています。生まれてくるお子様との生活を考え、在宅勤務が多い奥様からはリビングが見渡せるワークスペースのご要望がありました。移動労力を最小限にするため、照明のスイッチなどはワークスペースの手元に配置しました。ご夫婦に「インテリアはこんな風にしたい!」という具体的なイメージがあったため、イメージ通り具現化できるように努めました。ご夫婦のセンスが光る、グレーを基調にしたシックモダンな空間になりました。
主寝室と夢の3畳間



S様たってのご希望が「好きなものに囲まれた空間が欲しい!」でした。3畳ほどのスペースには、コレクションするスニーカーや幼少期から親しまれているサッカー関連のグッズ、ゲームPCなどのお気に入りが詰まっています。主寝室に隣接しているので、家族の存在を感じながら過ごせるのもポイントです。