純和風空間の良質素材を活かしつつ
古さと新しさが同居する「モダン古民家」に
刈谷市T様邸
和のテイストを大切に、天井高の障子風建具で開放感を創出
ご主人のご両親が住んでいたお宅に、三世代で同居するようになったのを機に、耐震補強のリフォームをとご用命を受けたのが始まりです。お話を進めるうちに、あれも、これもということになりまして、結局、家全体に手を入れることになりました。


- 一戸建リフォーム
■築年数:20年 ■工事期間:90日



板彫りの欄間を建具に再利用。差し込む光の表情がこの部屋の新しい魅力です。
新築時にしつらえられた欄間は、松竹梅を彫り込んだ職人仕事の冴える逸品です。鴨居を取り払った今回のリフォームで行き先をなくしたこの欄間の活用先にと考えたのが、縁側の建具の下部です。彫りの部分を通して、窓からの光が時間ごとに異なる表情を見せてくれます。ご主人が愛してこられたこの家の秀逸な素材を、リフォームに活用でき、ご家族皆さんに喜んで頂けました。
厚みのある欄間板なので経年のゆがみもなく、建具への転用もスムーズにできています。