開放的なリラックス感で毎日をすごしたい。
ナチュラルと西海岸風を自分流に演出した住まい
名古屋市H様邸
DATA
| 所在地 | 名古屋市 | 築年数 | 25年 |
| 建物タイプ | 一戸建 | 構造 | 在来木造 |
| 階数 | 2階建（リフォームは1階） | 工事期間 | 約60日間 |
| 家族構成 | リフォーム部分はご夫婦（同じ家屋にお父様、お母様、お祖父様、お祖母様が居住） | ||
| リフォーム箇所 | リビング、ダイニング、キッチン、バス、トイレ、洗面、寝室、ロフト、玄関 | ||
リフォームの動機、概要
「私たちの住まいに西海岸のようなテイストを取り入れたい」とは、リフォームを望まれたH様ご夫妻の当初からのご要望です。奥様がこの家で生まれ育ち、ご主人は神奈川県茅ヶ崎市のご出身。海を前にしたご主人の茅ヶ崎のご実家は、気持ちよい開放感に満ち、かつてその家を訪れた奥様の目には、憧れの住まいとして写りました。そしてご結婚を経て、もともと二世帯住宅だった奥様のご実家で暮らすことに。これまでご両親の居住空間だった場所を、若いご夫婦がリフォームをして住みき継ぐかたちとなりました。テーマは「ナチュラルと西海岸風の融合」。奥様が茅ヶ崎の家から得たイメージを具現化すべく、限られた空間に開放感をもたせる工夫を随所に施したリフォームです。
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アイシンリブラン 大岩 俊一
こだわりポイント
- 限られた空間に圧迫感を出さないための設計やアイテムの工夫。
- リゾートライクな心地よさを醸し出す、吹き抜けのある空間デザイン。
- ロフトへ上る階段が、スタイリッシュな佇まいを際立たせるシンボルに。
リフォームのみどころを解説
LDK
高い天井の吹き抜けにより、開放感に満ちたLDKとなりました。白い壁とのコントラストが美しい梁は、もともとこの家にあったものを再利用。ナチュラルリゾートライクなテイストと和の風味が調和した、清々しさと落ち着きのある空間が誕生しました。
小屋裏へ上る階段が、この住まいのスタイリッシュな佇まいを象徴。アイアンと木だけで演出された素材感のシンプルさが、この空間のデザインセンスの良さを決定づけています。
手すりを壁側だけにしたのは、階段の存在に圧迫感を出さないためです。
手すりを壁側だけにしたのは、階段の存在に圧迫感を出さないためです。
アイアンの手摺りや柵は、オリジナルの造作です。
キッチン
キッチンも開放的でゆったりとしたスペースに。外光がたっぷり差し込むなか、柔らかみのあるダウンライトも組み合わせ、明るさと温かさが両立した、奥様にぴったりな空間となりました。
寝室
白と青でコーディネイトされた寝室は、爽やかさに満ちた空間。ランドリーの室内干し用に、竿ではなくロープを渡したところも、「西海岸風」を醸し出すちょっとした演出です。
写真左／寝室も上の小屋裏収納の張り出し以外は天井を無くし、空間の圧迫感を可能な限り排除しています。
写真右／壁掛けテレビには、配線が見えることで部屋の雰囲気を損なわないよう、AV機器接続のための端子を裏から通して壁面の上下2箇所に設置しました。
写真右／壁掛けテレビには、配線が見えることで部屋の雰囲気を損なわないよう、AV機器接続のための端子を裏から通して壁面の上下2箇所に設置しました。
洗面・トイレ
洗面台を敢えてLDKの続きに設置。お客様が訪れた際に気兼ねなく使っていただこうというH様の心遣いです。
玄関
玄関を入るとすぐに、梁、ファン、階段といった部屋の景色が目に入るよう、玄関のフロート収納や仕切り壁は、上部が抜けた状態にしました。同時に空間をより広く感じさせる工夫でもあります。
屋根裏収納
H様の提案で、屋根裏を収納スペースとして利用。LDKのエアコンダクトがここを通り、メンテナンスしやすくなっています。
