余白を価値に転換。適切な区画で暮らし方を改善。
西尾市T様邸
DATA
所在地 | 西尾市 | 築年数 | 25年 |
建物タイプ | 一戸建 | 構造 | 在来木造 |
階数 | 2階建 | 工事期間 | 120日間 |
家族構成 | ご夫婦、娘さん | ||
リフォーム箇所 | リビング、ダイニング、キッチン、バス、トイレ、洗面、玄関、廊下、寝室、外壁 |
リフォームの動機、概要
かつて『住まいは立派であるべき』との想いで建てた家は、広さはあるものの無駄な空間も多く、用途も現在の暮らしとマッチしていませんでした。加えて煩雑な家事動線や収納不足、サッシ結露といった生活に直結した問題も顕在化してきており、これら多くの問題を一掃すべく、今回の改修に挑みました。
- アイシンリブラン 足立 拓哉
こだわりポイント
- 使用頻度の低い余白スペースを、収納やパントリー、家事ルームなどの新たな価値に転換。
- 浴室と脱衣室の配置を入れ替えることで、洗濯動線を建物北面に一列に配置。
- 高断熱サッシ採用と床暖房導入による温熱環境の改善。
- 自然素材を多用し、無駄を省いたミニマルなインテリアを計画。
リフォームのみどころを解説
LDK
DK、居間、応接室と小分けにされていた間取りから一変、広々とした開放的なLDKに一体化。床は肌触りの良いカバザクラ、壁は調湿機能のある珪藻土塗り、天井はシンプルな木目のシナベニア貼り。
リビングとダイニングは、袖壁と天井高さにより緩やかにゾーニング。適材適所に細かく収納をレイアウトすることで、常に片付いた状態をキープすることが出来ています。
リビングとダイニングは、袖壁と天井高さにより緩やかにゾーニング。適材適所に細かく収納をレイアウトすることで、常に片付いた状態をキープすることが出来ています。
パントリー
新たに北側に配置されたパントリーは、外皮からの熱流入の緩衝帯としても機能しています。
浴室・洗面脱衣室・家事ルーム・WIC・廊下
浴室からWICの間をスムーズに行き来でき、毎日の家事洗濯や着替えにストレスを感じさせません。
玄関ホール
無駄に広すぎると言われた玄関ホールに壁面収納を配置。奥の和室は将来的に寝室としての利用も考えられていたため、玄関(パブリック)と寝室(プライベート)の視覚的区分としても一役買っています。
寝室(2F)
2階の寝室も、1階と同様にカバザクラの床、珪藻土塗りの壁、シナベニア貼りの天井とし、既製品では得られない上質な快適性に包まれた空間となりました。「自然素材の使い方で、何とも言えない気持ちよさを味わえることに驚いています」とは、T様ご主人の談です。