ご夫婦ならではの価値観を取り入れた、防音室付きマンションリノベーション
岡崎市H様邸
DATA
所在地 | 岡崎市 | 築年数 | 築31年 |
建物タイプ | 分譲マンション | 構造 | RC造 |
階数 | 5階建(リフォーム部分は3階) | 工事期間 | 90日間 |
家族構成 | ご夫婦 | ||
リフォーム箇所 | リビング、ダイニング、キッチン、バス、トイレ、洗面、玄関、洋室、和室 |
- アイシンリブラン 足立 拓哉
吹奏楽を題材にしたアニメ作品をこよなく愛するH様ご夫妻。そのファンぶりは、自らも演奏できるようになりたい!と管楽器(トランペット、サックス)の教室にご夫婦揃って通うほど、アニメ作品の世界を深く熱く愛していらっしゃいます。
普段は、周りに気兼ねなく楽器の練習をするために、スタジオやカラオケルームを利用されていたのですが、コロナ禍となり、外出しての練習がままならない状況に。それまで暮らしていた賃貸住宅では音を出すことも出来ず、上達に向けていささか困った境遇となっていました。
その頃、ちょうど将来を見据えて新居の購入を考え始めたこともあり、ならばいっそのこと中古住宅を購入し、楽器練習の環境を作ってしまおうとリノベーションをご決断。防音空間を完備の住まいづくりがスタートしました。
こだわりポイント
- 限られた面積を有効利用するため、LDKを中心として周辺諸室と一体化
- 防音室設置にあたり、ノウハウをもつ株式会社リブテックとのジョイント工事
- 浴室や洗面の機器、壁紙、床など様々な箇所でご夫婦のご希望を実現
リフォームのみどころを解説
LDK
滞在時間の長いLDKを中央に配置し、隣接する畳スペースや主寝室、さらには玄関とも一体化することで、マンションの限られた面積の中でも十分な広さを感じられるようにしています。
また、LDKの中でも特に利用頻度の高いキッチンについては、配管ルートを工夫する事で床段差のない繋がりを実現。一面のフラットな床がこの空間の広さを一層強く感じさせます。
LDKと主寝室の間は大型引込戸によって開閉が可能。シーンに合わせて柔軟な使い方ができるようになっています。
元来のキッチンは壁で完全に囲まれていましたが、間取り変更で、キッチンを住まいの中心に設置。明るさや開放感が増すのと同時に、あらゆる場所からのアクセスがスムーズに。
畳ルーム
「素足のまま気持ちよく過ごせる住まいにしたい」というH様のご要望で、和室を廃すも、LDKのフローリングからフラットに繋がる畳ルームを設置しました。
今回のリノベーションでは、H様所有のダイニングテーブル(ウォールナット)の色に合わせ、畳ルームのリビングボード、LDKのショーケース、カップボードの天板などの色調を統一し、落ち着きのあるイメージで演出しました。
防音室
かつての和室、押入、キッチンだったスペースに新たに防音室を配置。ここでご夫婦が楽器演奏を思う存分に嗜みます。その防音性能は極めて高く、部屋の外へは耳障りにならない僅かな音が聞こえる程度。施工後に近隣の住人や管理会社担当者にも防音性能を体験頂き、騒音とならない事を確認して頂きました。
防音室の配置計画や内装、電気工事はアイシンリブランが担当し、防音のノウハウ導入と防音工事はそれらを専門とする株式会社リブテックが担当。2社によるジョイント工事で実現に至りました。
浴室、洗面、トイレ
「広いお風呂でゆっくりと疲れを癒したい」という
H様のご希望を叶えるべく奮闘。解体工事後に構造躯体寸法をミリ単位で計測した上で配置を微調整しました。
H様のご希望を叶えるべく奮闘。解体工事後に構造躯体寸法をミリ単位で計測した上で配置を微調整しました。
1620サイズ、天井高さ2,200mmという大型ユニットバスの導入を実現することができました。
洗濯機の配置や収納の量、使いやすさを重視して洗面室をプランニング、奥様が大満足できる空間にしました。
床材として採用した畳調のフロアタイルや、別メーカーの部材を組み合わせた洗面化粧台の設置など、細部にもこだわり抜いています。
玄関
シューズクロークの高さを抑えたことで圧迫感が無くなり、マンションの玄関でありがちな狭小感を抑えることに成功。さらに間接照明の活用でスタイリッシュさを演出しています。