ご実家を三世代同居のためにリフォーム。
ご家族全員が楽しく快適に過ごす二世帯住宅へ
岡崎市S様邸
DATA
所在地 | 岡崎市 | 築年数 | 築20年 |
建物タイプ | 一戸建 | 構造 | 在来木造 |
階数 | 2階建 | 工事期間 | 3.5ヶ月間 |
家族構成 | ご夫婦(30代)、お子様(1歳半)、ご両親(50代) | ||
リフォーム箇所 | リビング、ダイニング、キッチン、バス、洗面脱衣室、トイレ、玄関、廊下、階段、洋室、和室、バルコニー |
- アイシンリブラン 河本 将孝
お子様の誕生をきっかけに、奥様の実家へ移りご両親と暮らすことを決めたS様ご夫婦。2階建ての戸建を2世帯住宅とする方針で、約半年に渡って建て替えかリフォームかを吟味した結果、築20年の家でまだまだ古びてないこと、想定されるコストの差、そして当社が提案した2世帯住宅のリフォームプランを大いに気に入っていただいたことで、リフォームをご決断されました。
二世帯住宅とするにはやや面積が足りないS様邸でしたが、間取りの工夫などによって、限られた空間を無駄なく活用し、さらに生活動線や世帯間の境界を合理的にデザインすることに成功。 限られた面積で、ゆったりとした居住空間を1階・2階のそれぞれに作り出しました。
二世帯住宅とするにはやや面積が足りないS様邸でしたが、間取りの工夫などによって、限られた空間を無駄なく活用し、さらに生活動線や世帯間の境界を合理的にデザインすることに成功。 限られた面積で、ゆったりとした居住空間を1階・2階のそれぞれに作り出しました。
リフォームのみどころを解説
1階のLDKは、家族の仲の良さを象徴する場所
1階はご両親の住まいです。自然光がたっぷり射し込むリビングは、ご家族が気楽に集う憩いの場。お孫さんと一緒にのびのび遊ぶに充分な広さを確保しています。
LDK全体には、突き板を滑らかなマット調に仕上げた肌触りの良い床材を採用。足裏の感触がとても気持ち良い床となっています。
LDK全体には、突き板を滑らかなマット調に仕上げた肌触りの良い床材を採用。足裏の感触がとても気持ち良い床となっています。
「週に何度も家族全員が1階に集まり食事するんです」というS様。そのキッチンは、開放的で全く狭さを感じさせません。
2550という一般的なサイズのキッチンを導入しましたが、木目のカウンターを大きめに設計して造作したことで、実際のサイズ以上に広さを感じるキッチンとなりました。
2550という一般的なサイズのキッチンを導入しましたが、木目のカウンターを大きめに設計して造作したことで、実際のサイズ以上に広さを感じるキッチンとなりました。
清々しいテイストで、ゲストルームにもなる1階和室
来客時のゲストルームにもなる1階の和室は、すっきりと清々しさを感じるような空間としてデザイン。
仏間はS様のお仏壇に合わせ、オリジナルな設計で作りました。観音扉を開けた際、両脇の奥へ扉をスライドさせ収納できる構造となっています。
仏間はS様のお仏壇に合わせ、オリジナルな設計で作りました。観音扉を開けた際、両脇の奥へ扉をスライドさせ収納できる構造となっています。
階段の位置を変更し、2階に設けるLDKの広さを確保
「2階でも20畳くらいの広いLDKが欲しい」というのが、二世帯住宅にするにあたってのS様のご要望でした。
プランニングの段階で間取りを検討した結果、2階のキッチンを階段のあった場所に置くことが、水廻りの配管や家事動線の合理化のためには最善と判断。こうして間取り上の無駄をつくらないことが、結果的にLDKの広さの確保にもつながるため、階段位置の変更を実施することになりました。
プランニングの段階で間取りを検討した結果、2階のキッチンを階段のあった場所に置くことが、水廻りの配管や家事動線の合理化のためには最善と判断。こうして間取り上の無駄をつくらないことが、結果的にLDKの広さの確保にもつながるため、階段位置の変更を実施することになりました。
玄関は二世帯の家族全員が共用する場所。このため容量豊富なシューズクロークや玄関収納を設けました。
新設階段の手前に設けたクロークは、ここから2階がS様ご夫婦とお子様、つまり若い世帯の生活空間であることを示す境界のような存在に。
美しさの中に数々の機能的な工夫を盛り込んだ、2階の居住空間
かつて階段のあった位置にキッチン、ダイニングを設置し、S様が望まれた広々としたLDKを2階に実現。
ここには構造上、撤去できない柱が存在しますが、それを敢えて空間デザインに活かし、天井に施した無垢板や間接照明による演出と組み合わさったかたちで、キッチン&ダイニングにお洒落な雰囲気をもたらせています。
ここには構造上、撤去できない柱が存在しますが、それを敢えて空間デザインに活かし、天井に施した無垢板や間接照明による演出と組み合わさったかたちで、キッチン&ダイニングにお洒落な雰囲気をもたらせています。
学生時代にカフェの厨房でアルバイトされた経験のあるご主人は、今もご家庭で積極的にキッチンに立たれます。そんな主人のご要望で、コンロ前の全面にガラスのパーテーションが付いたトクラスのキッチンを導入。ガラスがキッチンの開放感を損なうこなく、油はねや煙の広がりを軽減します。
また、キッチンの周囲は幅にゆとりをもたせ、ご夫婦が揃ってキッチンに立っても窮屈にならないように。さらに、キッチンのすぐ奥にサニタリーを並べて水廻りを集中配置。行き来しやすく効率の良い家事動線となるような間取り設計を行いました。
また、キッチンの周囲は幅にゆとりをもたせ、ご夫婦が揃ってキッチンに立っても窮屈にならないように。さらに、キッチンのすぐ奥にサニタリーを並べて水廻りを集中配置。行き来しやすく効率の良い家事動線となるような間取り設計を行いました。
建物の北側で直線的に並ぶトイレ、洗面、脱衣室、浴室。隣接のキッチンも含め、このエリアに水廻りを集中させました。
既設バルコニーを縮小し、フロアの広さを獲得
2階LDKの広さを獲得する策は、階段の移動以外にもうひとつ。これまで無駄に広かったというバルコニーを縮小し、その分の面積をお部屋側にプラスしました。部屋の南側に設けた収納棚やクローゼットの幅が、バルコニーを縮小して獲得した幅です。
お子様のプレイルームは、将来、子ども部屋が必要となった際に壁を設けて区切ることを想定しています。
寝室とリビングの間の壁には磨りガラスの室内窓を設置し、寝室からの光もリビングに取り込みます。
今回のリフォームで、三世代同居を円滑にし、ご家族皆さんの絆を一段と深められる二世帯住宅を実現したS様。改まった住まいのデザイン性や快適性に、とてもご満足いただいています。