かつての家の面影を残しつつ、快適さと居住性を向上した
家族の皆に優しいリフォーム
名古屋市F様邸
DATA
所在地 | 名古屋市 | 築年数 | 築40年 |
建物タイプ | 一戸建 | 構造 | 鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地上3階+地下1階 | 工事期間 | 3ヶ月間 |
家族構成 | ご夫婦(50代)、お母様(80代)、息子さん(20代)、娘さん(10代) | ||
リフォーム箇所 | リビング、ダイニング、キッチン、バス、洗面脱衣室、トイレ、和室、洋室、 玄関、アプローチ、外壁、エクステリア |
- アイシンリブラン 秋田 夕一
① LDKを広くしたい
② 部屋の寒さを解消したい
③ 水廻りの使いづらさを改善したい
リフォームのみどころを解説
間取り変更で広々としたLDKが誕生
以前はお母様の居室として使われていた南側4.5畳の和室をリビングルームに変更。お母様のお部屋はリビング隣の和室に仕立て直しました。
この間取り変更により、LDKの面積が大幅に拡大。空間の隔たりなく一体化したフロアはとても広く、また、南からの採光で空間全体が明るくもなりました。
さらに窓は断熱サッシ+断熱ガラスに変更し、床には断熱材を導入するなどして寒さ対策を実施。以前に比べて暖かくなったと、ご家族も寒さの解消を実感されているご様子です。
F様のご家族は、お父様をはじめ、皆さんが大の読書好き。家族で所蔵する膨大な量の本の置き場にお困りでしたので、リビングにはTVボードも兼ねた本棚、そしてダイニングにも本棚を造作。
蔵書整理の一助になると同時に、物を片付けやすいLDKとなりました。
キッチンのカラーコーディネイトにこだわった奥様が選んだのは、爽やかなネイビーブルー。白ベースの壁・天井のなかで美しく映えるアクセントカラーとなっています。
なお、以前はL字型のキッチンで、コーナー部分は奥行きがあり過ぎて手が届きにくく、面積が広い割りに使いづらいという難点がありました。
そのため、今回のリフォームでは、使いやすさを重視してI字型のキッチンを採用しています。
キッチン奥の勝手口付近には、以前は洗濯機が置かれていました。
そして、洗濯機スペースが洗面脱衣所と隔たった場所にあり、家事動線としては行き来が面倒な状態だったため、ここをパントリーに造り変え、洗濯機は洗面脱衣と同じサニタリーに移動。お洗濯の動線が縮まると同時に、パントリーの誕生でキッチン周りもすっきり片付くようになりました。
合理化されて利便性が向上した水廻り
40年前から便器が大小に分かれていたトイレ。新しい機器でひとつにまとめ、空いたスペースに可動式の収納棚を設えました。
トイレの広さにゆとりが生まれ、以前と比べて使い勝手も大幅に向上しています。
水廻りの機器の刷新にともない、浴室や洗面の空間も全体的に美しく仕立て直しました。
洗濯機をここへ移しても手狭にならないよう、隣接するキッチンとの仕切り方を見直し、相互にスペースを有効活用できるよう工夫しました。
お母様に優しい住まいへ
お母様に配慮してアプローチに手摺りを設置。
ホールから廊下を通じて1階の各部屋へは、段差のないバリアフリーの床としました。
今回のリフォームでは、外壁のメンテナンスと屋根防水の改修も実施。
また、老朽化した勝手口の門扉の刷新や、カーポートの電動シャッター導入なども行いました。
【奥様の声】
「かつての家の面影を残しつつのリフォームでしたので、母にとっても違和感がなく、家族の皆が快適で住みやすい我が家となりました。本当にリフォームして良かったです!」