部屋数を減らし、各空間にゆとりの広さを。
ご夫婦それぞれが趣味を存分に楽しむ住まいへ
日進市Y様邸
DATA
所在地 | 日進市 | 築年数 | 築25年 |
建物タイプ | 分譲マンション | 構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
階数 | 12階建(リフォーム部分は3階) | 工事期間 | 3ヶ月間 |
家族構成 | ご夫婦(50代)、息子さん(20代) | ||
リフォーム箇所 | リビング、ダイニング、キッチン、バス、洗面脱衣室、トイレ、洋室、玄関、廊下 |
- アイシンリブラン 秋田 夕一
Y様が約20年暮らしてきたマンション。ここ数年、同じ棟でリフォームする世帯が増え、そろそろ我が家もリフォームすべきかな?とY様ご夫婦はお考えになっていました。
ちょうどその折、仲良くお付き合いされているご家族が、弊社の施工によりリノベーションを実施(下記リンク参照)、その出来栄えを目の当たりにされ「こんなに素敵に変わるの?!なら我が家もリノベーションしたい!」と意欲が一気に高まったY様。 その後、ご子息様の就職・独立が決まったタイミングで弊社へご相談いただき、今後の暮らしを上質に、もっと快適にするためのプランニングが始まりました。
リフォームのみどころを解説
オーディオ機器がLDKのお洒落さを引き立てる存在に
ご子息様が独立され、ご夫婦のみの住まいとなるため、4LDKから部屋数を減らし、それぞれの空間にゆとりをもたせてマンションの狭小感を解消することが、今回のリノベーションの主要なテーマのひとつでした。
ご主人の趣味はジャズやラテンの音楽鑑賞。これまではリビングの一角の、アコーディオンドアで仕切られた狭いスペースに、オーディオ機器を組み、楽しまれていました。
少々窮屈な状態でしたが、趣味の異なるご夫婦がお互いに気遣いされていたため、ご主人は狭くても仕方ないと割り切っていたそうです。
そこで、リビングとの仕切りを廃し、オーディオスペースと一体となったLDKが大空間となるようリニューアルをご提案しました。
整然と並んだオーディオ機器が、フロアのお洒落さを一層引き立てるインテリアとなって、存在感を発揮しています。たっぷり射し込む自然光に包まれて、ゆったりと音楽を聴けるようになりました。
リビングの一部としてオーディオスペースを設ける一方で、奥様のプライベート空間をリビング以外のスペースにご用意しました。WIC奥のパウダールーム新設や寝室の用途拡張により、奥様はまわりを気にすることなく大好きな海外エンタメやヨガを楽しめるようになり、ご主人も存分に音楽を鑑賞されています。
オーディオスペースの背面(西側)の窓は、サッシ内側の造作を工夫して窓サイズを変更し、UVカットフィルムを貼って、西陽対策を施しました。リビングの採光を充分に確保しながら、オーディオ機器を直射日光から保護しています。
また、キッチンのレンジフード背面のデッドスペースを活用して、可動棚でレコード盤のディスプレー兼収納スペースも設けました。
収納力にこだわった開放的なキッチン
キッチンを囲う壁を取り払うことで、キッチンだけでなくLDK全体の開放感と爽やかさがぐんと増しました。
また、容量豊富な食器棚や冷蔵庫横に出し入れ便利なパントリーを設けて収納力も増強。物をさっと片付けられて、スッキリとした状態を保ちやすいキッチン周りとなりました。
黒いダイニングテーブルは既存の物の利用をご提案しました。
テーブルを現場加工し、同色でカウンターも製作してキッチンに造作固定。システムキッチンとの一体感を醸し出しています。
廊下からLDKへ入ると真っ先に目に付く所へ、グレーのアクセントウォールを設置。 仕上げをタイル貼り(エコカラット)とし、一目でこの部屋の上質感が印象づけられる様に工夫しました。
あえて壁を前に出し目立たせることでデザイン性をアピールし、同時にエアコンの配管も隠せてしまうという一石二鳥のアイデアです。
奥様のヨガルームとしても機能する寝室
「寝室を占拠してしまうベッドをやめれば、部屋の使いみちが広がるのでは?」というご主人の発想を寝室に取り入れました。既存のベッドを撤去し、マットを敷いて就寝できるよう床を一段高くしています。
床を広く使えることで、就寝時以外は奥様のヨガルームとしても機能。ご家族の視線も気にすることなくオンラインのヨガレッスンに励まれています。
奥様にはもうひとつのプライベート空間も
今回のリノベーションでは、4LDKから2LDKプラスアルファに間取りを変更。
かつてお子様の部屋だったスペースはウォークインクローゼットに改装し、隣接して奥様のパウダールームも設けました。お化粧やちょっとした趣味のためのプライベート空間です。
シューズクロークの誕生で、マンション特有の玄関の狭さを解消
玄関から廊下は、天井に淡いグレーを配してイメージを引き締め、落ち着いた空間に仕上げました。
シューズクロークの間口を大きく広げたことで、マンションにありがちな玄関の狭さを感じさせません。
ただし、単に広く開いているだけでは間延びした印象が生じてしまうため、玄関とクローゼットとの境界をイメージさせる柱を、空間デザインの一部として設置。さらに壁紙の趣を変えてアクセントとしました。
お気に入りの木調の洗面台。
洗濯スペースには、なにかと便利な棚や収納を造作して家事や片付けをしやすく
グリーンの壁紙に木調の洗面台をチョイスし、奥様も大満足のサニタリースペースに仕上がりました。 「私好みを実現するには造作しかないかな?」と奥様が思っていたところへ、弊社より木調の洗面をご提案し、一目で気に入っていただきました。木目でも水に強い処理がされ、防汚性や耐久性にも優れています。
トイレもデザイン性の富んだ壁紙に、吊戸棚上の間接照明を設けて、とてもお洒落な空間に様変わり。