趣味も収納も!多彩な機能を集約したロフトの活用で
ゆとりの時間をご夫婦のものに
刈谷市F様邸
DATA
所在地 | 刈谷市 | 築年数 | 築31年 |
建物タイプ | 分譲マンション | 構造 | SRC |
階数 | 14階建(リフォーム部分は6階) | 工事期間 | 90日間 |
家族構成 | ご夫婦(50代) | ||
リフォーム箇所 | リビング、ダイニング、キッチン、バス、洗面脱衣室、トイレ、洋室、玄関、廊下 |
- アイシンリブラン 大岩 俊一
今回のプランには、ご夫婦の「らしさ」を惜しまず盛り込み、まずは趣味に特化した特別エリアの新設、そして収納空間や生活動線の工夫で住まいの利便性を大幅に向上させるなど、様々な施策に富んだものに。F様ならではの遊び心や空間活用のアイデアがたくさんアレンジされた、こだわりの住まいが誕生しました。
リフォームのみどころを解説
家族の変化に合わせて部屋数を減少。
広大になったLDKにロフト式プレイルームが誕生!
かつて5人のご家族で暮らしていた4LDKのフロアは、部屋数を減らして2LDKに間取り変更。LDKの広さを充分に確保したところへ、趣味を楽しむためのプレイルームをロフト形式で設けました。生活空間に登場したその立体的な姿は、まさに特別な舞台「スペシャルステージ」と言えるでしょう。
LDKの一角に誕生したロフト式プレイルーム。ご主人は鉄道模型(Nゲージ)、奥様は編み物など、ご夫婦が趣味の時間をここで思いっきり楽しみます。ロフトをぐるっと囲んでいるのは、軽い木材で台を造作した鉄道模型の軌道。ご主人の手により駅や鉄橋、車両基地なども配置されています。
また、奥様が編み物を嗜むための作業台も造作。ここにいながらリビングのテレビを眺めたりキッチンの様子を伺うことも可能で、悠々としたリラクゼーションの時間を過ごすことができます。
LDKに向けて広く開口しているため、プレイルームでは明るさ・通気性が充分に確保されています。
キッチンで奥様が作るお料理の香りがプレイルームにいるご主人に伝わり、そこから会話がはずむこともしばしばあるとか。
プレイルームの床下は、出し入れ便利な収納空間が充実
ロフト式のプレイルームは、その立体的な特徴を活かし、床下のほぼ全面を収納空間として利用。床下収納の出し入れを、リビング側、キッチン側、ウォークインクローゼット側と三方向から可能とし、豊富な容量と共に使い勝手の良さにも配慮して設計しました。
また、階段下をロボット掃除機の格納基地として利用するなど、スペースの有効活用にとことんこだわりました。
キッチンに近いロフトの壁面には、インターホンや給湯のパネル類を集積。ここにスマートスピーカー(AI音声認識サービス)のデバイスも設置しています。
奥様はキッチンで家事をしながら、テレビ、エアコン、ファン、照明などを声だけで操作可能に。
スマートスピーカーによって、スイッチやリモコンの場所まで移動するなど、無駄な動作が一挙に省かれました。
仕切りの撤廃で見晴らしの良いキッチンに
モダンなトーンでまとめたキッチン廻り。奥様のセンスがカラーコーディネイトに発揮されました。シックな雰囲気の食器・家電収納カウンターは、スペースにきっちり合わせて造作したものです。
以前もキッチンは対面式でしたが、一部が壁で仕切られていたため窮屈さを感じていたとか。その壁を撤廃したことで目前が広く開け、気持ちよいキッチンに変貌しました。
二方向からアクセス可能な回廊式ウォーク・イン・クローゼット
ウォーク・イン・クローゼットは、下部がロフトの床下収納と連結しています。
ここは利便性を高めるよう動線に考慮し、寝室とサニタリー側の双方向から出入り可能な回廊式クローゼットとしてデザインしました。
「以前は置き場が無くて、帰宅した際は上着や鞄をリビングに持ち込んでいましたが、さっと出入りできるウォーク・イン・クローゼットのおかげで、リビングに服が散らかることが無くなりました。これは嬉しいです!」と、F様から高評価をいただいています。
寝室には布団用の収納を設置。一番奥の扉からクローゼットへ入室可能です。
廊下の広さを損なわないよう、各部の出入り口を引き戸に変更
フローリングのナチュラルな風合い、壁紙の清潔感、おしゃれなダウンライトのそれぞれが調和し、爽やかさに満ちた玄関ホールとなりました。
調湿壁が空間のアクセントとなり、この一帯に上質感を醸し出しています。
将来のことも考え対策しておきたいというF様のご希望を取り入れ、各部屋の出入り口は扉を廃し、すべて引き戸を導入しました。開閉時に一歩下がるという余分な動き不要となり、同時に廊下を広く使うこともできます。
【施主様の声】
「たっぷり設けた収納スペースは、しまう物の種別毎に使い分けることができます。また、趣味の細々したアイテムは全てプレイルームに集中できるため、家の中が常に片付いた状態に。リフォームしたことの充実感を毎日味わっています」