お互いを尊重するが故の距離感。ご夫婦それぞれのライフスタイルにフィットした住まいを実現
名古屋市Y様邸
DATA
所在地 | 名古屋市 | 築年数 | 築28年 |
建物タイプ | マンション | 構造 | RC造 |
階数 | 5階建(リフォームは4階部分) | 工事期間 | 約2.5ヶ月間 |
家族構成 | ご夫婦(60代) | ||
リフォーム箇所 | リビング、ダイニング、キッチン、バス、洗面、トイレ、洋室、玄関、ホール、廊下 |
築28年のマンションにお住まいのY様。ここで育ったお二人の娘さんは既に巣立たれ、今はご夫婦のみの生活です。
マンションご購入から約20年が経ち、設備や内装などの老朽化が進んでいました。そこでこのたび、住み慣れたマンションを「終の棲家」にするためのリフォーム計画がスタートしました。
今回のリフォームの最優先事項は、リビングダイニングの手狭さとキッチンの閉塞感の解消です。主題であるLDKの大幅な改善と同時に、当社では「暮らしやすさ」を適材適所に加えたプランをご提案。他社にない女性ならではの目線が喜ばれ、当社のプランをお選びいだきました。

リフォームのみどころを解説
お二人でLDKにいながら適度な距離感を保てる空間づくり


かつての和室は寛ぎの間として使われることはなく、ご夫婦の主な居場所はダイニングテーブルでした。
ちょうど今回のリフォームを前にご主人が定年退職され、ご夫婦二人で家にいる時間が増えることに。テーブルで向き合うばかりではなく、それぞれに寛ぎの空間が欲しいとY様はお考えでした。

そこで、利用頻度の低い和室をなくしLDKの空間を大幅に拡張。壁で仕切るのではなく、LDKの中にオープンタイプのパソコンスペースを設け、ご主人様のスペースとしてご利用いただけるようにしました。
お二人でLDKにいながら適度な距離感を保つ空間づくりの工夫です。


ダウンライトと間接照明によって、LDK全体がとてもお洒落な雰囲気に包まれます。
さらにパソコンスペースからリビングにかけてのエリアは、木目の天井によって空間の趣きに変化をつけ、スタイリッシュさをより際立たせる演出を施しました。



キッチンを隔てていた壁をなくし開放感あふれるオープンキッチンに。見晴らしが良く、奥様はここで料理をしながらテレビの視聴をお楽しみいただけます。


キッチン脇のパントリーは、キッチンで使う雑貨やエプロン、食材などを収納。ものをサッと片付けやすく奥様お気に入りのスペースです。
壁掛けテレビと室内干し、一石二鳥の壁を新設
もともと窓が多い角部屋のY様邸。更に部屋の隔たりを廃して大空間LDKとしたため、壁掛けテレビの設置方法に工夫が必要となりました。
あらゆる場所から視聴できる位置を設定し、そこに壁を作ってテレビを設置。もともとサッシから充分な自然光が射し込むため、壁の新設で部屋の明るさを損なうことはありません。
室内干しには和室の鴨居を利用されていましたが、テレビ用の壁の裏側を利用して部屋干しスペースをご提案しました。また、来客時に目線を遮るシェードもご用意。ひとつの壁が一石二鳥の役割を果たしています。

20年後、30年後の暮らしを見据えたリフォーム


20年後、30年後の暮らしも見据えて段差はつくらず、寝室の出入り口は引き戸に変更。玄関には折りたたみ式のベンチも設置しました。
なお、今回のリフォームでは、将来、キッチンのコンロをIHへスムーズに変更できるよう、キッチン内部に電気配線を施してあります。
鉱物収集が趣味のご主人様のために展示棚を造作
奥様のために幅広の洗面台を設置


鉱物収集が趣味のご主人。以前はコレクションの置き場が定まっておらず、住まいの所々にただ仕舞ってある状態でした。今回のリフォームでは「せっかくのコレクションを展示したらどう?」という奥様の想いもあって、ご主人の部屋(洋室)に棚を造作。鉱物展示用として強度に配慮して作りました。

奥様の寝室も刷新。こちらはシンプルで落ち着きのある雰囲気に仕上げています。


刷新されたサニタリー。隣接する配管スペースを縮小し、ひと回り大きな洗面台を導入しました。さらに名古屋モザイク工業のタイルを取り入れて上質な空間を演出。タイルと浴室パネルがリンクする調和の取れたサニタリーが完成しました。
【施主様の声】
とにかくLDKが広々として気に入りました!アイシンリブランさんにして良かった!とお喜びのY様ご夫妻。
女性の視点が随所に入った、暮らしやすく素敵な住まいができたことに、奥様は大満足です。
近々、娘さんが二人目のご出産のために里帰りされるとのことで、ちょうど娘さんやお孫さん達へのリフォーム完成披露と重なり「賑やかになりそうで楽しみです」と目を細めていらっしゃいました。
