木と家族のだんらんに包まれた温もりの家
刈谷市H様邸
DATA
所在地 | 刈谷市 | 築年数 | 築28年 |
建物タイプ | 戸建 | 構造 | 木造 |
階数 | 1階平屋 | 工事期間 | 4カ月 |
家族構成 | ご夫婦・双子のお子様 | ||
リフォーム箇所 | リビング、ダイニング、キッチン、バス、トイレ、洗面脱衣室、主寝室、子ども部屋、納戸、屋根裏収納 |
- アイシンリブラン 石井 智
H様がご希望のリフォームは次の通りでした。
- 増築はせずに部屋数を増やしたい
- 家事効率の良い動線と適宜な収納が欲しい
- 既存住宅で使用している無垢の床材を活かしつつ、家の性能を高めたい
リフォームのみどころを解説
木の感触と開放感がある家族の居場所
リビングとキッチンの境にあった吊り戸棚を取り払うことで、キッチンへの繋がりと広がりを演出。
家族が集まるリビングには光がたくさん入るようにしたのもポイントです。
残した床の無垢材を活かし、アクセントにキッチン天井や飾り棚にも木目を配置しました。
高さを出すために天井を上げると、露出したのは長年家を支えてきた梁。木がお好きなご夫婦なので、この梁を敢えて見せる方向にしました。職人さんの提案で梁はお子様達に磨いてもらい、きれいな木目が見えるまでがんばって仕上げてくれていた姿が印象的です。
背面に収納を集約し、効率動線を実現
吊り戸棚をなくし、背面に収納を集約させることで収納量を大幅に増やしました。キッチンで家事をしていてもリビングが見渡せるので、家族と一緒にいる感覚になります。
また、以前はキッチンにあった洗濯機を洗面所に移動させたことで、脱衣所から洗濯物を運ぶ手間が省け家事効率も改善しました。
効率動線と生活移動を最小限に
キッチンから洗面・バスへの繋がりは、家事動線を効率的にしました。脱衣所に収納スペースを設け、タオル類をスッキリ収納。パジャマを自室に取りに行くなどの手間も省けるようになりました。
トイレにもプラスワンの提案を
木の温かみや質感がお好きなご夫婦に、トイレにもひとつご提案を。
なだらかな流線が何とも落ち着くウッドパネルを背面に配置しました。
間接照明で個性ある空間になりました。
ちょい置き防止策のある玄関
間取りの変更で狭くなった玄関ですが、目線が抜けるよう奥行きを出したことで以前より広く感じます。
広いゆえに床に置いてしまっていた荷物も収納をしっかりと作ることで解消。
壁はご主人様こだわりの漆喰で仕上げています。木目と漆喰の白のコントラストも視覚的に広さを感じさせるポイントです。
小屋裏は場所を取らない梯子式で
雛人形や鯉のぼり、クリスマスツリーなどの大きな季節ものをしまう小屋裏収納を作りました。
年に数回しか出入りしないことを見越して、ロフトではなく場所を取らない梯子式を採用。勾配ある屋根なので、広い小屋裏にできました。
所有のタンスを活かすウォークインクローゼット
ウォークインクローゼットは所有している洋服ダンスを活かす方向で考えました。たっぷり5畳ほどある収納で、家族4人の衣替えもノンストレスです。
成長と自立を見守る子ども部屋
お嬢様の部屋は白を基調にアクセントクロスを選ばれました。一方ご子息は、ホテルライクなモノクロのツートーンです。大きくなっても居心地がいい部屋を想像して、それぞれご自分で選ばれました。リビングに隣接するように子ども部屋を配置。リビングを通り個室に入れるようにしたのは、思春期を迎えても家族との繋がりを感じてほしいとの親心です。
技アリの扉は家族みんなのお気に入り
アイデアが豊富で木がお好きなご夫婦。廊下とリビングを繋ぐ扉は木を使った小粋なデザインがいいとのご希望を受け、既製のウッドパネルを組み合わせ、建具職人に造作してもらいました。
リビングの光が廊下に漏れ、扉の向こうが少し見える程度のデザインでアクセントにもなります。