新旧を包括する再生リフォーム
西尾市M様邸
DATA
所在地 | 西尾市 | 築年数 | 築30年 |
建物タイプ | 戸建て | 構造 | 木造 |
階数 | 平屋 | 工事期間 | 約3カ月 |
家族構成 | ご夫婦(20代) | ||
リフォーム箇所 | リビング、ダイニング、キッチン、バス、トイレ、洗面脱衣室、ランドリールーム、ウォークインクローゼット、寝室 |
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アイシンリブラン 足立 拓哉

リフォームのみどころを解説
古き良きものを生かす一体感


増築部の洋室には素敵な無垢フローリングと杉板壁があり、これを壊すことなく生かしたいと考えました。古きを生かすリビング、新たにつくるダイニングとキッチンをいかに繋げるかがポイントでした。両スペースにまたがるよう下がり天井を設え、素材や色を増やしすぎないことで新旧が馴染むようにしました。解体途中で露呈した梁は想定外でしたが、表面を整えてあえて見せる方向に。結果的にLDKの雰囲気に合うアクセントになりました。リフォームは 工事途中で想定外の出来事が起こります。これを臨機応変に対応し、いかに施主様に喜んでもらうかが腕の見せ所です。
寛ぎの小上がりは夫婦のお気に入り


十分な広さがあるリビングには小上がりの畳スペースをつくりました。旧洋室の収納部分の構造を生かし、垂れ壁のおこもり感が特徴です。ソファを置くプランもありましたが「やっぱりゴロゴロできる畳スペースが欲しい!」とのご要望を叶える形になりました。
「仕方ない」を「こうしたかった! 」に


リフォームにおいては建物の構造部になる撤去できない柱や壁が必ずあります。これを「仕方なく残すもの」とするのか「素敵に変身させる」のか、プランナーの技量が試されます。

LDKを支える重要な構造壁を中心に、ご要望だった家事ラクの周遊キッチンと奥様希望のアーチ型デザインを採用したニッチをつくりました。間取りやデザインの工夫で「こうしたかった!」にすることが、リフォームの醍醐味です。
身支度も家事もノンストレスの水廻り



お風呂と脱衣所はセパレートに、勝手口から入るとすぐに手洗いがある便利な水廻りです。家事動線をコンパクトに敷くことで、朝の身支度や家事もス ムーズに。洗面化粧台とキッチンのカップボードは既存のものを使っています。どちらも状態が良く、一度取り外してきれいにした後に再利用しました。トイレも配置を変えて設備を刷新しました。玄関のエントランスから入れるため、プライベートエリアに案内することなくゲストにもトイレを使ってもらえます。


洗濯から収納まで完結!
ランドリールーム&クローゼット


洗濯機と室内干しスペースを集約したランドリールームは、奥様たってのご希望でした。さらにウォークインクローゼットを隣接させ、洗濯から収納までを完結。ご夫婦で働きながら日常生活を快適に送るための工夫が詰まったレイアウトです。多くの事例を手掛ける中で、お客様に好評いただいた事例などを自分の中にストックさせて引き出しを増やし、施主様のご要望や生活に合ったプランのご提案を心がけています。