夫婦の会話をもっと楽しむ。
広く明るく一体化されたLDKで、さらに強まる家族の結びつき
安城市M様邸
DATA
所在地 | 安城市 | 築年数 | 32年 |
建物タイプ | 分譲マンション | 構造 | RC造 |
階数 | 11階建(当該住戸は6階) | 工事期間 | 3週間 |
家族構成 | ご夫婦 | ||
リフォーム箇所 | リビング、ダイニング、キッチン、バス、トイレ、洗面、廊下、玄関 |
リフォームの動機、概要
4LDK→3LDKの部屋数減少で実現する広々LDK。収納減の懸念は、新しい間取りに動線もデザイン性もマッチした、納戸の新設で解消。
32年ほど暮らしたマンションから、ここで生まれ育ったご子息二人が独立。ご夫婦だけの生活となり、加えてご主人様の定年退職も迎えたことが、リフォームを考えるきっかけとなったというM様。ご夫婦のこれからの暮らしをもっと快適に、もっと便利にしたいという願いは、キッチン、ダイニング、リビングを一体化するための部屋数減少という、思い切ったプランによって結実します。その間取り変更もさることながら、所々の細部にも「私たちらしさ」の演出をちりばめた、こだわりに満ちたリフォームです。
- アイシンリブラン 秋田 夕一
こだわりポイント
- キッチンの暗さ、閉塞感を解消し、広々としたLDKに
- 奥様の動線にマッチした納戸の新設
- くつろぎの間として残した和室は、ご子息の帰省時の寝室としても活用
リフォームのみどころを解説
LDK
キッチンから眺めることのできるリビング・ダイニング。かつてのキッチンは自然光が届かず、通気性も悪いこともあって、奥様は閉塞感と夏の暑さに悩まされていましたが、今回のリフォームで一気に解消。のびのびとしたLDKとなりました。
LDK
使わずにいたガスファンヒーターを撤去し、空いたスペースをニッチ棚に利用(写真左側)。また、その向こうは以前は洋室の収納でしたが、キッチンと対面するカウンターに様変わり。ダイニングやリビングとの隔たりもなくなり、食事にお茶にと、くつろぎのバリエーションがぐっと増えました。
キッチン
キッチン本体の材質は、奥様お気に入りのホーロー製。傷に強く、油汚れや水垢も簡単にお手入れできます。使い勝手に優れたキッチン、さらに孤立感や通気性も解消され、ここに立つのが楽しいと大満足の奥様です。
キッチン
表に出したくない日用品を収納する納戸をLDKのスペース内に新設。中はコの字型のウォークインスタイル、そしてキッチンからの動線が一直線になるよう設計され、とても利便性に長けた存在となりました。「中を見せたくないが、閉めきりにもしたくない」という奥様のご要望を、入り口上部を開放することでお応えしました。空間の広がりが感じられます。
和室
以前はご子息の部屋として使われていた和室は、リフォーム後もくつろぎの間になるようにと残されました。壁紙、建具、畳、天井などを刷新し、清々しい空間に再生。また、奥様が愛用されていたピアノは、今回のリフォームを機に調律して復活し、親子の思い出がたくさん生まれたこの部屋で、家族の絆の象徴として佇みます。
演出
トールペイントが好きという奥様のさりげない演出がところどころ施されました。リビングの鳩時計は、ここへ入居した当時からのもの。いつ頃からか故障で鳩が出なくなっていましたが、このリフォーム工事中になぜか正常に作動するようになったそうです。リフォーム当時のほがらかなエピソードとして、いつまでも語られますように。
バス、洗面
バス、洗面も一新。ブラウン系の色の使い方が、このお住まい全体のデザイン的な統一感を醸し出しています。明るく清潔感に満ちたイメージのなかで、奥様が選んだお洒落なシャンプー類の容器が並びます。