広く明るい大空間を、アメリカンテイストのお洒落なスタジオ風に演出
名古屋市S様邸
DATA
所在地 | 名古屋市 | 築年数 | 25年 |
建物タイプ | 一戸建 | 構造 | 鉄骨造 |
階数 | 3階建(リフォームは主に2階) | 工事期間 | 室内は50日 |
家族構成 | ご夫婦、お嬢様 | ||
リフォーム箇所 | リビング、ダイニング、キッチン、バス、トイレ、洗面、廊下、1階の一部 |
リフォームの動機、概要
もとはアメリカの輸入雑貨のショップを営んでいたS様。そこで培われた感性が暮らしに発揮されるよう、フロア全体のイメージを成す核として、天井の構造材(デッキプレート)をあえて見せてインダストリアルな雰囲気を演出するなど、様々なアイデアによりお洒落なスタジオ風の大空間をつくりだすことができました。
- アイシンリブラン 奥田 乃譜子
こだわりポイント
- アメリカの輸入雑貨店を営んできたS様の“らしさ”を引き出すリフォームの提案
- 天井の一部を解体し、鉄骨の構造材を見せることでインダストリアル感を演出
- 奥様の動線や空間の区切りを考え、フロアの中心にキッチンを配置
- 廊下の概念をなくしてLDKと一体化した空間に
リフォームのみどころを解説
LDK
フロア全体を一気に通り抜けるLDK。ここでは雑貨店の時代に使われていたアイテムを所々で再利用することを提案しました。写真左に見える飾り棚は、ショップの什器を加工して再利用したもの。新品ではなく、時を経たユーズド品を上手に使うことで、空間全体が温かみのあるアメリカンビンテージな空気で包まれました。また、突板の仕上げ壁を2面だけあえて残したことで、アクセントになっています。
LDK
廊下を取り込み、LDKと一体化することで、大空間が誕生。すべてがつながっているため、奥様の動線がとてもスムーズになりました。圧迫感のあった壁に代わり、アイランドキッチンが間仕切りの役目を果たしています。
LDK
キッチン横の長細い壁は、ダイニングとリビングの間の視線を遮る役目も。来客時には、互いが気にせず、この広い空間を共有できます。
キッチン
構造体の鉄製デッキプレートを活かした天井の意匠は、S様にとても気に入っていただいています。奥様の選んだキッチンに合うよう、あえてダクトも露出としました。このソリッドな雰囲気の空間が、まるでN.Y.のスタジオのようなテイストに。
キッチン
普段使いの食器を敢えて見えるようアイアンの棚に並べました。生活空間なのに不思議とお洒落なショップ感が漂います。
ダイニング
仏壇・収納
仏壇は既設建具を撤去し、隣接の収納スペースと一体となった3枚引き戸で開閉。